排水管の高圧洗浄工事は、排水管を管理するために必要な工事です。マンションでも戸建てでも、排水のつまりという問題が起きることがあります。これは、風呂場、洗面、洗濯機、キッチンとどこでも起きる可能性があります。その中でも、キッチンと風呂が一番つまりがおきやすいようです。
つまりは、長年にわたり汚水を流すことで、徐々に排水管内に汚物がたまり起きます。配水管は、大抵、塩ビ製の管になっています。高圧洗浄ホースを排水管に入れてつまりを除去していくのですが、下流側に異物がつまっていきますので、異物が流れていかないように気をつける必要があります。
排水管の高圧洗浄工事では、200気圧ぐらいの高い圧力の水を排水管内に流します。この高い圧力でつまりの原因となっている異物をとるのです。つまりの原因としては、たわしとかタオルやオムツなどの異物が流れていることがあります。また、多いのがキッチンで野菜のくずや油脂や洗剤分が固まり、マグネシウムやカルシウムに変化して固まったという状態です。この状況では、家庭用のホースで水を流したぐらいでは、つまりは取れません。高圧洗浄車を用いた洗浄工事が必要です。
最近では、特殊な車で高層マンションでも使える高圧洗浄工事があります。マンションは、戸建てに比べると排水のつまりが起きにくそうですが、そうとは限らないようです。マンションは、床下の面積が狭い分、立管までの横管の勾配が少なく、その結果つまりが起きやすいこともあります。
また、ディスポーザという生ごみ処理機を設置していることがありますが、そのディスポーザの排水管は、堆積物が溜まりやすくつまりの原因ともなることが多いです。高圧洗浄工事は、そのような排水管のトラブルに対応するのに役立ちます。もちろん、日ごろから排水に異物を流さないように気をつけることが、大きな問題を防ぐ上で役立ちます。