集合住宅の場合、2階で水漏れなどが発生しますと階下の住人にも被害を及ぼす原因となります。私が経験したものでは、2階に住んでいた人が水道トラブルで完全に床まで水漏れしてしまったのです。このため階下に住んでいた私の部屋にも天井のコンクリートのひび割れの隙間から水が漏れてきたのです。私の場合は、古い集合住宅だったことも原因かもしれませんが、このようなことは最近の集合住宅やホテルでも発生します。
最近ではビジネスホテルにおいて広島県の県職員がデリヘル嬢とのトラブルがあったことが原因で、シャワーを出しっぱなしで、床水漏れを起こさせ、階下まで浸水させています。この被害総額は数百万円であると報道されていました。このように、2階などの上の階層で床水漏れが発生しますとまず間違いなく階下にまで影響がでると考えていいでしょう。水漏れをその下位に止めておく限界は、建物の質や年数によって様々ではあると思いますが。
広島県の職員のようなケースは論外ですが、なんらかの水道トラブルによって、自分の部屋の床が水浸しとなり、それによって、階下にまで影響が出るケースはあるでしょう。新造マンションなどの配管ミスなどでもそのようなトラブルが起こっているようです。マンションなどの集合住宅であれば、速やかに管理会社、水道会社に連絡をすることです。また、水漏れの原因となっている部分が特定できるならば、その部分の元栓を止めてしまうのが最良でしょう。個人的には、トイレの水漏れを経験したことがあり、そのときはトイレに水を供給している元栓(止水栓)の部分をマイナスドライバーで回して止めることができました。また、水漏れがひどく、階下に迷惑がかかりそうなときは、階下の人に連絡をとることも重要です。そして、水漏れ場所が特定できない場合は、水道メーターの部分に設置されている止水栓から止めてしまうしかないでしょう。
水漏れの原因カ所によって、水道局の責任なのか、使用者側の責任なのかは分かれてくるとは思いますが、まずは事態が大事になる前に対応することが肝要です。もし、どうしても方法が分からないなどの場合は24時間対応の水まわりトラブルの会社もありますので、そのような会社で対応してもらうのも確実な方法だと思います。